ザ・ピーナッツの歌のうまさは抜群!

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もともと上手いのは知っていたつもりであったが、ざっくりとでは

あるけれど、ザ・ピーナッツを聴いたところ。

抜群にうまい、と思った。

「恋のフーガ」「恋のバカンス」「ウナ・セラ・ディ東京」…

そして、映画「モスラ」の大ヒット曲「モスラ」などなど数多くのヒット曲を

歌ってきた歌手だ。

おなじみの曲以外にも洋楽のカバー曲からラテン系のアップテンポの明るい曲まで、

どんな音楽でも双子で声質が似ているとはいえ、巧みに、歌いあげたのを今でも

CDで聴くことが出来る。これは嬉しい話である。

歌のうまさと言っても、例えば声が良いとか、きちんと歌えているとか

大雑把だけれど、それをひとは歌がうまいというのだろう。

でもなんというか、それだけでは「足りない」。

しかし、ザ・ピーナッツは理屈抜きに上手いのだ。歌がうまい。

こんな歌手達がそれほど聴かれることがないのかな、と思うと寂しい。

そんなことを思いながら、ネットでちょこちょこ音楽をチェックしていて、

そうそう、このひとも上手いな、と思う歌手、坂本冬美に辿り着いた。

歌の上手い歌手はたくさんいるのだ!!

数年前に、ビリー・バンバンの「また君に恋してる」をカバーして、

大ヒットとなったのはまだ記憶に新しいところだが、それより前の1998年

にこれまたヒットを飛ばした「夜桜お七」が前から好きだったので、

久しぶりに敢えて画像を見ずに歌だけ聴いてみた。

声は通るところはきちんと通るし、実に情感たっぷりに歌い上げている。

なかなかこんなに感心してしまうというのもない気がする。「夜桜お七」を

聴いたあと、「また君に恋してる」を聴いてみたら、ああ、これも悪くは

ない、と思えた。何度か聴くうちに、いいなあと思える曲もある。そういう

たぐいなのかもしれない。

「夜桜お七」は、おそらくは、江戸時代、放火という重罪を、恋する男の

ために犯して火刑に処された八百屋お七を意識した名前であろうかと

想像する。

聴くべし!!坂本冬美!

もう会うことのない、恋人だった相手を想い、歌うこの曲は、さびの「さくら、

さくら」という、ラシド、ソラシ、という部分をピークに、出だしからのメロディを

何度か繰り返す、そういう構成になっている。それを「ただ上手く」歌うだけだと、

同じになってしまうし、それでは「歌」にはならない。そこを坂本冬美は

実に上手く微妙な変化をつけて歌いあげている、そう思う。

こちらがその、YouTubeのvevoである。

「また君に恋してる」と奇しくも同じ、ホ短調という調性だ。

余り聴かないジャンルだから…という向きもあろうが、ひとつここは、だからこそ聴いてみる、

というのも良いかもしれない。

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