初冬に沁みる中島みゆき

8か月 ago roman 2
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初冬に聴くのはという意味なのは言うまでもない。

余り邦楽を聴かずにいた。今でも主に聴くのはクラシックであとは洋楽が多い。

邦楽で最近良く聴いているのはGONTITIだがジャンル分けとしてどうなのか分からない。

中島みゆきは仕事で記事を書くことがあって、Youtubeの公式で曲を調べた時

初めて意識して聴いた。食わず嫌いというよりも聴いてこなかったという感じだろうか。

「恩知らず」というそのプロモーションビデオと共に彼女の姿と歌に驚いた。

いい歌だし、歌詞は詩になっている。年齢のことを言うと歌を仕事に

しているひとは自分の身体が楽器だから、どうしても他の楽器を専門とするより

歌自体での活動期間が短くなりがちだ。歌い手の殆どが50代くらいで

演奏活動を止めてしまうのにはそんな理由がある。

にもかかわらず中島みゆきはその壁をやすやすと超えている。

姿もそうだけれど、良く声が出ている。いわゆる非常に歌の達者な歌手ではないと

思うが、独特の声と歌い方でその世界を構築している。このような歌手は滅多にいない。

その数少ない、才能のあるひとを知って聴くようになって嬉しかった。

今自分の手元には三枚ほどだが中島みゆきのアルバムがある。

ベストアルバムが二枚とオリジナルが一枚だ。普通はベストアルバムは聴かず

買わずだが、曲数が多いので基準として選択してみた。

このメロディはいい、というフレーズが沢山ある。

歌詞が暗い、女の情念を歌い上げているなどという「感想」を読んだこともあるが、

アルバムで通して聴くとそういう印象でもない。

恩知らずが入っているアルバム、「常夜灯」を購入したが、このタイトルになっている

常夜灯という歌は恋人と別れた女性の想いを歌っているが、曲自体は明るい。

初冬に沁みる曲は他にもあるが、この曲を仕事や用事を終えて暖かい部屋で

温かい飲み物でも脇に置いて聴くのに特にお薦めしたい。

同じメロディに微妙に異なる言葉を乗せるとそのメロディが違うものに化ける。

それを熟知している気がする。すごいひとだ。この曲だけでも是非。

常夜灯、恩知らず、倒木の敗者復活戦、あなた恋していないでしょ、スクランブル交差点の渡り方、

オリエンタル・ヴォイスなどなど、どれも聴きごたえたっぷりだ。

出来ればアルバムを入手して通して聴くのが良いと今もこのアルバムを聴いてしみじみと感じる。

 

こちらが中島みゆき公式の恩知らずである。

 

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