2014年8月16日
つくつくぼうし
残暑が続く、今日このごろである。
若干、夜間は過ごしやすい日が数日続いたとちょっと安心していると昨日あたりからまた
寝苦しい夜となったりしていて、油断ならない暑さである。
湿度が高いための「不快指数」も高そうで、実際、暑さに随分慣れてきているはずなのに、
バテそうな感じもする。
数日前の昼ころ、ベランダの方でかなり大きな蝉の声がした。
オーシーツクツク!!
近くの公園の樹に止まって鳴いているとしてもかなり近い、大音声である。
そーっとベランダを見てみたら、ベランダの柵の下の方のアスファルトの陰に蝉がいた。
羽根の透明な、つくつくぼうしであった。
一瞬、こちらの気配を察知したのか声が途切れたが、場所を変えて鳴くのを再開した。
その鳴き声は、かなりの迫力である。
このエネルギーが、かれの小さな身体にどんな具合に蓄積されているのか、良く分からない
けれど、なんだか、つくつくほうしに圧倒される思いがした。
写真は、その蝉が壁に移動したときのものである。
数分後、どこかに飛んで行ってしまった。かれのDNAを残す旅は、まだ続くのだろうか。